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2010.09.13

★『abc★赤坂ボーイズキャバレー』を見る。26人もいるから覚えられないよ!!

過去の思い出シリーズですが。

『abc★赤坂ボーイズキャバレー』なる舞台を見て来た。
行く前は「何か沢山若手俳優(男子のみ)が出るらしい」「昨年には青山円形で似たようなのをやったらしい」「とりあえず顔見て私がわかる役者は、26人中5人位」程度の知識で出陣。

出てる人、26人もいるのですよ。(2名はダブルキャストなので出演者は総勢28名)
そして彼らは開場中、全員がロビーやら劇場内やらを「通行人」役として闊歩している。・・・ということは見終わって返ってきてから公式ブログを見て初めて知った事なのですが(笑)!

出てる人かどうかは分かっていなかったが、何か圧倒的に女子ばっかりな中で綺麗なお兄ちゃんがあちこち歩いてたので「きっと今から出る人であろう」とあたりをつけたが誰かはさっぱり覚えられず。

たまたま通路側にいた私は、たまたま知っている1/5である岩崎大さんが真横に来て誰かと話している所を見てたのだが、この誰かが誰なのか最後まで分かってない・・・(笑)。


そんなこんなでとにかく人多すぎ!!な舞台であった。
多分青山円形劇場クラスが限度で、26名も出して赤坂ACTシアターとかでやってはいけない舞台だと思った。

基本的に特にメインな人が5人位いるんだけど、それ以外も決してアンサンブルではない。
2時間半の舞台の中で、明らかに26名全員を覚えさせようとしている内容である。

・・・26人て、下手すると小学校のクラス全員、みたいな感じだよ?
それを2時間半で全員覚えろ!と、しかも全員男子を!せめて半分女子だったら覚えやすいのに!

後からパンフを見ると、とにかく元テニミュキャストがいっぱいいるので、テニミュ好きな観客は2/3位は知ってる役者さん、という状態で見てるのかなあ。それなら何とか付いていけそうだけど。


以下、ほぼ役者陣を知らない状態で見て、どの位ついていけたかを延々検証します(笑)。

ということで続き。

お話は、『abc★赤坂ボーイズキャバレー』という舞台制作がスポンサーが降りた事により中止となる。
が、中止連絡が出来ずオーデションに集まった人々と新人制作水原により、自主公演として舞台を作る事に。

オーデションに参加したメンバーそれぞれの事情が語られる1幕。2幕は実際の舞台が劇中劇として演じられる。

うーん。正直「お話」は無いです。それぞれのメンバー紹介を延々1幕でして、それぞれの得意分野披露があって、2幕は実際の舞台内容となるんだけど何故か時代劇。江戸時代?に、悪代官?に農民?たちが復讐?する話になる。←やたら?ばっかりなのは私の理解が適当だから。すまぬ。

役者陣、1幕はそれぞれの登場人物紹介時にお父さんになったりお母さんになったりチアリーダーになったりいじめっ子になったり、めちゃくちゃ着替えてるし段取り多そうだし2幕は踊るし殺陣するし結構物理的にすごく大変そうな舞台なんだけど、大変な割りに観客に伝わり辛い舞台で、何かすごく惜しい。

作演出が堤泰之さんで、私は「わかば」しか見た事ないんだけど・・・TV版だとイラっとした「わかば」が、イライラ感なくきっちりまとめられていてとても好感を持ったのと、あと、パンフの言葉が非常に好きだったので、今回も「変なイメケン舞台かよ」みたいな偏見を持ちつつも、堤さんに対しての期待があった。

・・・が、そもそも企画自体が悪いと思う・・・。この劇場サイズで、男子のみ26名で、彼らのキャリアはバラバラでしかも若手が多く、しかし全員それなりに見せ場を作り、まとめあげるって無理だよ~。

最近「どんな物語なら私は納得できたのか」妄想しまくる舞台が多くて非常に微妙なのですが(泣)、何か今回も「果たしてどんな物語だったら26名男子企画を納得できたのか」色々考えた・・・。


そもそもオーデションに来た人々が「ギャラ無くても舞台出たい!」とか言う時点で何青い事を!とか最初に引っかかってたし(笑)!。いやカスミ食って生きていけないだろうよ君たち。学生の思い出作りじゃないんだから。

最初から色々引っかかり、ショーとして楽しむには地味だし物語は特に無いし何か色々微妙!!な思いで終わってしまいました・・・無念。
多分、大阪千秋楽だけ見た、とかならもっと楽しめたと思う。こういう作品は慣れて役者陣が余計な事しまくってくれる位でちょうどいいテンションになると思われるので。
自分が見たのは結構最初の方だったから、まだまだ「がんばってこなしました!」という感じの頃だったと思うので。


しかし、あらゆることに引っかかったが、堤さんのパンフコメントはやっぱり良かった。私単にこの方の文章が好きなのかもしれない。
そして、今回話はどうかと思ったが、基本的に人の使い方はやっぱり上手いと思う。何ていうか手練の仕事って感じがする。26名のそれぞれいい所をクローズアップしていて、踊れる人は踊り演技できる人は演技し歌える人は歌う。苦手な事は基本させていない。
トンデモ歌唱とかトンデモダンスとかの人はいないし、その棒読みは何???と衝撃を受ける人もいない。
しかしだからこそ、もうちょっとこの人数を捌く物語は別にあったのではなかろうかとも思う訳ですが。


大体26名全員を覚えさせようとした時点で、着替えさせてはいかん(笑)!!ドラえもん方式で、一人一衣装が基本ですよ。が、彼らはリアルにオーデションと別の日になると当たり前に着替えるのだ。もう衣装の色で覚えてもダメ(笑)。
そして1幕で延々自己紹介したのに!!2幕になるとまさかの江戸!!せっかく覚えたあの子もあの子も今何してるかさっぱり分かりません(泣)!!
・・・単に私の顔覚えが悪いから。というだけではないはずだ~。←言い訳。
結構大きい劇場で、背格好が同じ位、年齢も同じ位の男子、しかも見た目キレイめって、一番覚えられないんだよ~。
なので大人組は結構さくっと覚えられる。

何か一生懸命人を覚えようとして、その事に神経を集中させてしまい疲れた・・・。
もっと大らかに楽しめればよかったのかも。

ものすごく長くなっているが・・・以下、各メンバーと自分が覚えている事を書き出します(笑)。

☆'*:;;:*'☆'*:;;:*'☆'*:;;:*'☆

左が役名で右が役者名。

水原俊太:相葉弘樹
制作会社の新人。冒頭「通行人」ではなく水原としてチラシを配っている。1幕は話を動かすが2幕は出演者ではないのでいきなり出てこなくなる・・・。が、最後に見せ場アリ。しかしその設定はどうなのさ。

潮見祐介:鎌苅健太
サラリーマンだったのにいきなり辞めて舞台に。水原の同級生。しかしこの子に話しかける相葉さんの滑舌がイマイチで「しおみ」って聞き取れなかったよ・・・。
2幕は実は殿様の子なんだけど農民一家に育てられている子で冒頭殺される→潮見がこの世界に入りこんで殿様の子とそっくりだから反乱に参加して!って言われる子。
サラリーマンから江戸に着替えるときに、何故か舞台上で着替えてるんですが(何となくトートダンサーに着替えさせられるエリザを思い出す・・・)、結構大変そう(笑)だったのが印象的です・・・。
あとすごい小さい子に見えたんだけど、プロフィール見ると意外と大人だしそんなにすごいちっちゃい訳でもない。周り大きかったのかなあ。

柏木幸太郎:斉藤慶太
冒頭オーデションで周りをさくさく仕切り、全体のお話をきっちり進行する芝居班班長みたいな立ち位置。
たしか劇団主宰だったんだけど、みんな辞めちゃってああ~(泣)ってなってた覚えが。
2幕は農民中心人物。柏木さんとしては、最後に怪我してしまい水原に託す・・・という演技展開。
慶太君はさすがのお芝居担当であった。けど、結構暑苦しい役って気が。

神崎良彦:青柳塁斗
西 遼次:福山聖二
内村 順:川隅美慎
ダンスチーム阿修羅。な3人組。ひたすら踊る。リーダーが青柳さんで、途中抜けて別の事し始めるのが福山さんで、いつも「西君」て読んでるのが美慎君。彼らは2幕でもやっぱり踊っている。踊り要員。
とにかく美慎君は出てくるたびに「西君」て呼んでるので西君は覚えたが、美慎君の役名はパンフ見て知った・・・(笑)。

佐々木博正:森 新吾
この作品の振付師でもある森さん。1幕はステキダンサーとして、2幕もやっぱりステキダンサーとしてソロで見せ場があちこちに。
色々微妙な作品だったが森さんが踊ってる所を見られたのがよかった所であった。

黒部哲司:中村龍介
西君を悪い道に誘う孤独な?ダンサー。2幕では黒幕側にて暗躍。

以上5名がダンス要員で基本彼ら以外は一切踊らないのが潔くていいと思った。

富浜政孝:齋藤ヤスカ
お金持ち。彼がスポンサーを探しぽんとお金を出したおかげで舞台の幕が開く。
確か音大だかに通ってるんだけどお家を継ぐためにもう一度経済学部か何かに入学し直すって言ってた気が。
2幕は設定は不明だがいいもんの筆頭?としてわるもんチームと対峙する。

北寄崎 強:中村誠治郎
・・・この辺から記憶が怪しい(笑)。えーと、1幕ではギャンブルで生活してる人みたいなプロフィールを言ってた気が。2幕は記憶の彼方・・・子役上がりなのってこの人だっけ??

古郡康之:鈴木拡樹
羽田野 収:高崎翔太
笑えないお笑いコンビフルハタ。富浜君がものすごい的確かつ厳しいツッコミを入れて凹む場面が何か好き(笑)。
なんかぽわーっとしてて可愛いコンビ。お笑いなのに間が悪いのはわざとなのか役者的に経験値不足なのかどっちなんだ。
しかし!彼らが2幕で何してたかさっぱり覚えてない・・・。何かヘタレのあまり途中で逃げて迷子になってたのってこのどっちかだっけ??

小宮山淳平:増田俊樹
1幕、東京ビューティーセンターのティッシュ配りをしている人。
が、ティッシュ配り以外一切思い出せない・・・2幕何してた人なんだろ???

田中和男:汐崎アイル
「こんな顔して田中和男!!!」とシャウトしてた姿が強烈過ぎて後全部忘れた(笑)。
ストリートミュージシャンで、2幕は黒幕側にいたと思う。

合田忠敏:成松慶彦
元バスケ選手で怪我して辞めて役者になったばっかりでオーデション会場間違えてきちゃった人?
2幕どっち側だっけ・・・??わるもん側??割りと殺陣参加してたような気が。
すごく大きい。朴訥な感じ。

照屋年男:DAIZO
沖縄から来た人。今回の主題歌作曲者。唯一ソロで歌あり。いい声~。
2幕でもやっぱり歌います。
こういう分かりやすい登場をしてくれると覚えやすい!

野々村学:颯太
演劇マニア?1幕冒頭オーデション場面で「アナタ、ナントカ劇団ですよね?」とか、皆を(観客に)紹介してくれる。
・・・がそれ以外全く覚えてない・・・えーと明るい引きこもりって言ってたのはこの子???

山本謙吉:入山 学
大人組。40歳くらいだった気が。演劇とは何の関係も無いんだけどきちゃった♪
2幕はいいもんの長老格。殺陣担当。水戸黄門的立ち位置。

森 浩:熊倉 功
怪我して入院先から無理矢理やってきた人。点滴引きずって登場。
2幕も何故か怪我を押して山本さんの所にかけつける。

星野 満:仲原裕之
NY帰りを鼻にかける男。何か勘違い。
2幕は悪者黒幕。最後のキメ台詞を自分で言えない(泣)。
演出家愛川を大尊敬。
仲原さん、ライフだと若手枠だけど、このメンバーだと黒幕役が来る立ち位置なんだ!と新鮮だった。

湊 慎之介:林 修司
1幕の記憶が全くないのだが!2幕は変な陰陽師?みたいな人でムーンウォークして去る。
基本1人登場で別の空気を運ぶ人。

橋 幸男:成清正紀
弟が死んで代わりに遺影を持って登場。本人は自衛隊かなんかだっけ??迷彩着てたのこの人??
2幕も遺影付。いいもん側。

利根川 渡:柏 進
前衛劇団?が怒るぞ!って感じの前衛劇団員。何もかもが極端かつ、勝手に台詞を難解な言い回しに変える傾向もアリ。血管切れそうだが大丈夫か!!
慶太君と対立気味だが最後は和解。

2幕では「利根川が演じるいいもん側の農民」を最も分かりやすく表現してるんだけど、2幕の「物語」としてはこういう「極端な演技展開をする」設定だと何か変だよ!気が散るよ!

潮見慶介:兼崎健太郎
潮見のお兄ちゃん。エリートサラリーマンと思われる。かっこいい兄ちゃんだなあ。
弟と対立するも舞台を見に来てくれる。

乾 征二郎:笠原秀幸
制作会社の水原の先輩。イヤなヤツ。分かりやすく事なかれ主義。とってもキャラクターっぽい。水原には横柄だが愛川には平伏。でもラストは意外としっかりさん。
乾役は大人組だと思ってたら笠原さんは意外と若かった。
月9に普通にメインで出てるのだが同時に舞台とかやってる場合なのか忙しいなこの方。

愛川恵一:岩﨑 大
もともとの舞台の作演出家。浮世離れしている。何か永遠の若大将加山雄三を彷彿させる。しかし、冒頭出てきて「残念ながら私は他の仕事が入って演出できないが」って、もう出番終わりかよ?まだ始まったばっかりだよ!
しかし、この作品一応「実はもう書き始めていた」台本を元に作っているはずなんだけど、タイトルが『abc★赤坂ボーイズキャバレー』なのに、何故に江戸設定なんだ~。ボーイズもabcもキャバレーも何一つ関係ないじゃん!!!

舞台が始まるとちょこちょこ出てくる乾・愛川・水原スタッフ3人組。
基本乾・愛川コンビなのだが、途中で全員何故か舞台に登場(笑)!!!

愛川氏は突然派手派手着流しにて悪もん星野に斬りかかろうとするが、愛川を超尊敬する星野はさくっと逃亡。
舞台に一人取り残された彼は突然般若心経を唱えて去るのであった。

岩崎さん、伊達に舞台10年立ってる訳じゃないというか、派手な着物だったからではなくて、舞台上の存在の仕方が派手だった。大人組のきれいドコロなので埋もれちゃ困るがちゃんと目立ってくれてよかったよ・・・。

☆'*:;;:*'☆'*:;;:*'☆'*:;;:*'☆

意外と覚えてるじゃん!!と思う一方で、あの場面のあの子は一体誰だったんだ???がいっぱいあって謎は深まります・・・。が、疑問解決のためにDVD買うほどじゃないし、色々消化不良であった・・・。

ラストは舞台を無事に終えて、次の世界に旅立つ彼らが声を掛け合い「その後」が示唆される。阿修羅はめでたく元の仲良し3人組になり、潮見はお兄ちゃんとちょっとだけ和解の道が開かれ、水原はこの経験を明日に向かって生かそうと前を向き。

カーテンコールは皆で主題歌を歌い踊り、賑やかに幕。

・・・やっぱり、もうちょっといろんな事が整理されてるとよかったなあ。

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