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2007.11.20

★『蜘蛛女のキス』を振り返る。やっと落ち着く。ふぅ。

見てからもう10日経っているのだけど、やっと自分の中で今回見た「蜘蛛女のキス」がどういう作品だったのか落ち着いた感じがする・・・。

それだけ自分の中でやっぱり伝説だったんだなあと思う。

そしてものすごいびっくりな事は、こんな見る側も相当消耗する作品でパンフ写真まで別人写りで気迫の刑務所長だった藤本隆宏さんが、梅田千秋楽の翌日から再び東京にて、蜘蛛女と同じ劇場で「ハウトゥー・サクシード」の再演に出ている事ですよ・・・。
ものすごいタフな人だ・・・いくら再演とは言え。そして彼の役はバドじゃなかった??今回のバージョンは見てないんだけど、バドってあの変な人だよね??

蜘蛛女から一転して衣装も曲もポップなコメディ世界に突入している藤本さん。
多分何も知らない人が見たら同じ人だと気づかないと思う・・・。

そしてどうでもいい事だが、蜘蛛女だった人(←朝海ひかるさん)はヅカ版ハウ・トゥー(真矢みきさんと純名りさちゃんの主演)に出ており、新人公演では刑務所長と同じバド役をやっていたのであった。
そしてこの時のコムちゃんを見て、オギーは「コムちゃんて蜘蛛っぽい」と思ったとか何かのインタビューで言ってた気が。

このように一見なんの関係もない所で実際別に関係ないんだけど何となく蜘蛛の糸はあちこちにはりめぐらされているのであった(笑)。

懐かしくなって当時のハウトゥーパンフを見てみたが、コムちゃん若っ可愛いっ。


しかし、今回の蜘蛛女のキスは、すごい正直な事言うと、もしハロルド版だったらやっぱり物足りなくなっちゃった所もあると思う。オギー版だったからこのキャストだったことがすごく生きた。というかオギーはこのキャストだからこの演出なんだと思うけど。

ハロルド版はやっぱりブロードウェイやウエストエンドでどっかーんと打ち上げる花火であって、大スターチタ・リヴェラだからこそ成立する話で。これが日本でそのまま出来たのは、麻実れいという唯一無二の人がたまたまこの時代にオーロラをやれる状況で居てくれたからで。
27歳と37歳を考えれば今回の方がずっと自然なんだけど、やっぱり市村さんの濃ゆいお芝居と宮川さんの若さ故の頑なさと暴走感の対比は鮮やかで。

ハロルド・プリンス版をもう1回再演します!と言われたら、やっぱり設定年齢を変えてでも正親さんと宮川さんで見たいし、麻実さんに匹敵する死のオーラを持つ女優さんなんて思いつかない。


だから、今回、全く別の物語として、全く別の役割をになって登場した朝海ひかるさんのオーロラ=蜘蛛女と、石井さんのモリーナと、浦井さんのヴァレンティンは、そうなってくれてよかった。と思った。
もちろん最初は戸惑ったけど。終わってみたらこれだからよかった。

色々と消化しきれていない事もたくさんあるから、また今回のバージョンの再演があるといいなと思う。
今度はもっと最初から構えて(笑)、オギー世界を堪能したい。

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