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2007.01.11

★東野圭吾『赤い指』を読む。うーん・・・。

久しぶりに東野圭吾を読む。加賀刑事。

・・・と言っても私加賀刑事が出てくる話5年おき位に読んでいるせいでトータルでどんな人だったか全然覚えてなかった・・・それでも東野好きなのか自分。

「赤い指」は、ある日息子が女の子を殺してしまった事で隠蔽を行う一家と、事件を担当する加賀刑事とその従兄弟が交互に描かれていく物語。

そして事件の真相が明らかになった後に、物語のクライマックスがやってくる。


うーん・・・。さすがは東野圭吾です。隙のない端正な物語。殺人隠蔽一家と加賀刑事一家との「家族」の物語が絡み合いラストに着地するあたりは見事です。
近作に見られる様々な現実に対する問題提示も納得。
・・・なんだけど・・・なんだけど・・・うーん私はちょっと感情的に受け付けない所がございました・・・ごめん。

途中で読み進めるのがイヤ!みたいになってたし。
物語のクライマックスも分かるんだけど、何かちょっと感情の部分でダメなのよう~。


それだけ東野さんが上手いという事だと思いますが。自分にとって心がかき乱される題材だ。という事なので。

近年あらためて「白夜行」読んだり「容疑者Xの献身」を読んだりして、彼に対しての期待値が高くなりすぎてたのもあるかも。あと、私はこれらの物語が好きなんだけど、一番好きなのは毒笑小説系だったりするし。

とりあえず、現実の話をすると・・・私は「元気な認知症の老人」と接した事が無いのでその苦労を分かる事はできないのですが、「元気じゃない微妙に認知症の老人」(=夜な夜な徘徊するとか知らない間にどこかに行ってるとかが無いという事。行動はおかしくなくて、言動のみが不自然という意味で)と接する事はあって・・・その時に、自分の「世間体を気にしない。というよりも世間体が何かよく分かっていない」というマイナス点がすごくいい方に動いたな~それはよかったな。という事を、あらためて思った。
「本人が言う世界」は「本人ビジョンだと現実」という事を、普通に受け入れられる自分でよかったなと。

現実の色々を思い出してしまったので、今回の物語に対して素直に距離が取れなくて、何か感情的に「受け入れがたいなあ・・・」と思ったのであろう。

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