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2006.05.20

★タイムリー。舞台「エリザベート」を見る。その1

先週3連続観劇を敢行し、ラストを「エリザベート」で締める。
しかしその後あまりに忙しく何も書けないでいる内に、タイムリーに一路真輝さんと内野聖陽さんの結婚の記事が!!!
その日は自分の中ではかなり盛り上がったが、勤務先で分かってくれる人はあまりいなくてちょっと寂しかった(泣)。

ちょうどその前日に、一路さんがトート役だった、宝塚歌劇団雪組上演のエリザベートをビデオで見たところだったのでさらにタイムリーだった。

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ということでちょっと先週の話題だけど3連続観劇の話。

本命のエリザベート。
チケ取りにものすごく苦労し、結局普通に一般で何とか取れたチケット。
が、それはものすっごい前の席で、二度とない近さで堪能できた。ありがたや。
前日の2本がそれはそれは後ろだったので余計に感激。


今回初登場の武田真治トートにやはり目が釘付けとなった。

うーん・・・。なんか、いいんだけど・・・うーん・・・・・・(沈黙)・・・・・・。

なんか、クラシカルなミュージカルの中に一人だけRent、みたいな存在感なんだよう。
武田くん単体ではとっても納得だし、思ったよりも歌えてるし、よかったんだけど、周りとあまりにもまとう空気が違っていて戸惑う。

あと、やっぱり武田君は「役者」さんなんだなあとすごく思った。
ウッチーに対しても同じ事を思ったけど、さらに。

エリザベートという作品は、日本で最初に上演されたのが宝塚歌劇団だったために、「トート」の存在がかなり矛盾していて、それは東宝版でもそのまま踏襲されている。

具体的に言えば、そもそも「トート」って何??という根本のところで、宝塚版だと「死神が人間に恋をした」的解釈がなされているのである。
けど、本来はやっぱり「トート」は死神であり、エリザベート(や、彼女の周りの人々)が死を思った時に登場する「擬人化された死のイメージ」「死への憧れの象徴」と考えるのが自然。

・・・でも、東宝版のトートも「愛と死の輪舞」(♪オマエの命うばう替わりに 生きたオマエに愛されたいんだ♪と歌う)を歌ったりしていて、エリザに対しての恋愛要素は残されたまま。なので、いつも見ていてちょっと矛盾を感じていた。
「エリザベートの分身」ぽいのに、でも恋愛要素が絡む分、中途半端に「他者」になる。


今回の武田トートは、そんな矛盾を解決すべく?完全に、「死神なんだけど人間を好きになっちゃったので手に入れたい。がんばるぞっ」というトート。

エリザベートに対して完全に「他者」であり、もっとも「オス」的なトートである。
恋愛要素が入っている分、ルドルフに対しても「エリザベートを手に入れるための捨てゴマ」として以外に認識していない。
現在の東宝版のトートとしては、もっとも矛盾がなく自然で納得。とても分かりやすい。無理なく感情が流れる。


・・・なんだけど、「エリザート(人間)とトート(異形)の攻防戦」な話になっちゃったことで、スケールが小さく見えてしまうというマイナスの事態が同時に発生(泣)。

今までは、矛盾をはらみつつも、死神であるトートは、同時にハプスブルク家崩壊の、時代そのものの象徴ともなり、舞台全体を覆う不安となって存在していた。
今回の武田トートは、この「時代全体の気分」といった象徴的な部分ではなくて、「エリザベート」しか見ていない、非常に擬人化された・・・というか、人そのものとして登場している。
その分どうしてもお話がこじんまり見えてしまい、難しいところだな・・・と思った。

「男性として」エリザベートを挟んで、フランツとトートの三角形に見えたのは新鮮で面白かったけれども。


武田君のトートはそのままだとお行儀悪いので(笑)ヅカにはなれないけど、キャラ設定的には実はもっともヅカ的トートだと思う。

★ちょっと脱線。
ちなみに、最新の宝塚で上演した彩輝直トートは、もっとも本来に近い「死の象徴」「登場人物が死を思った時に登場する鏡」だったので、この二人はキャラ的には逆の作品に出るとしっくりなじみそうなのにな~とか思った。
(さえちゃんトートは恋愛要素がかえって邪魔に見える瞬間があったので)あくまで「キャラ」の話だけど。

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