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2006.03.29

★エリザベート ウィーン版DVDを見る。

昨年末(だったかな?)に発売された、ミュージカル「エリザベート」ウィーン版のDVDをうっかり購入しました。

本当はずーっとこれを見にウィーンまで行きたいと思い続けたが結局行けなかった。無念。

たぶん元々はもっと前衛的で見ていてもちょっと怖いんだろうな~と思っていたが、思ってた以上に不思議な舞台だった。よくこれを宝塚でやろうと小池修一郎(日本版の潤色・演出家。宝塚歌劇団所属)は思ったと思う。

全くドイツ語を解さない私だが、エリザは一人で全部歌える勢いで覚えている作品なのでほぼ完璧に理解できた。そんな自分が微妙に哀しいが気にしない。


やっぱりウィーン版は全体的な空気が怖い。「ハプスブルクの黄昏」感がすごくあって全体的に退廃的で厭世的で禍々しい。
そして突然不可思議なセット(主に乗り物)が登場。とくに好きなのはオスカル隊長が乗ってるペガサスと同じくらいラブリーなバートイシュルに行く時の馬車。

宝塚の人海戦術が功を奏している場面もあり、たとえば上記バートイシュルは宝塚版が一番楽しいと思う。人がいっぱいいるし、みんなおもちゃみたいにがちゃがちゃ動いているし。

ところで、ウィーン版のトート閣下は普通の人である。ヅカ版を踏襲した日本東宝版のように無駄にビーラビラした衣装などは着ていない。・・・しかしこれでよいのではなかろうか。ビーラビラは宝塚仕様なんだし。今年の東宝エリザはトート閣下が新登場することだし、ここでひとつ変更してみませんか。

ルドルフは驚くほどあっさり死んで行った・・・。日本初演時、小池氏が「日本人にはなじみ難いのでハンガリー独立運動の話を入れた」と言った意味がやっとわかった。
ウィーンっ子にとっては「忠臣蔵」くらい誰もが知ってる話なので、あえて説明はいらないのであろう。

多分「松の廊下」にいちいち説明がいらないように、ルドルフの前に唐突にトート閣下がドレス姿で登場しても、みんな「あ、マリーヴェッツェラが来た」とか思うのであろうきっと。

この場面が日本版は「トート閣下に導かれて(襲われて?)死を受け入れる」のに対して、ウィーン版は「死にたいと思ったのでトートが出てきた」感じで、本来はやっぱり「トート」は「死を思った時現れる願望の具現化」なんだな~と思った。「死のキス」の意味が分かりやすいです。

日本版は宝塚から始まり、東宝版も同じ演出家が演出している事もあってヅカ版を踏襲しているけれども、やっぱり本来の「死の象徴」を見てみたいと思った。
・・・「愛と死の輪舞」歌うのやめてくれていると良いのだが。これが入ると混乱するので。

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